2017-07-08 巻機山

2017-07-08

登山日記

登山

ルート

1日目

桜坂駐車場 → 割引沢出合 → アイガメの滝 → 割引沢出合 → ヌクビ沢出合 → 布干岩 → 三嵓沢 → 御機屋(巻機山山頂の標) → 桜坂駐車場


梅雨明けに巻機山に行ってきた。 今回は未だかつてない大失敗登山だった。

ヌクビ沢コースより遡行し、割引岳を経由し、巻機山山頂を踏む。 余裕があれば牛ヶ岳に寄る。 富士山登山前のトレーニングなので厳しいコースだ。

今回は登山コースの選定に大いに失敗した。 今だからこそ言えるが、この道は沢登り経験者でもないと来てはいけない場所だ。 更にいうと、この時期このコースは通行禁止のようなので、超上級者向けの道と考えて良い。 登山道の手入れは8年されていないので、マーキングは少なく道も荒れており、 遭難のホットスポットである。

07:50 桜坂駐車場

駐車料金は1日500円。 登山バッジは料金所で買える。

駐車場からすでに水流が見られる。 どうも一昨日の雨のせいか水量が多いようだ。

早速ヌクビ沢コースに入る。 さっそく草が生い茂る道。朝露でパンツが濡れる。 この時は、そのうちまともな道になるでしょって思っていた。

20分も歩くと沢に乗る。 ここまでは平和。

目の前には天狗尾根が見える

次第に沢を何度か渡渉することとなる、飛び石をうまく使う ここらへんから、この先道が良くなることがないことに気づけば良かった。

基本的には沢周りの岩を歩くか、沢を巻くために手がかりの少ない斜面をトラバースする。

雪渓溶けかけのこの時期、このような箇所が随所にある。 正規ルートでも、岩場から雪渓に移るときにアプローチ方法を考えないと、 雪渓を踏み抜いて沢に落ちたり崩落する可能性がある。

今回は、外側から巻いて雪渓の厚そうなところに行った。

滝の横の岩場を登っていく。

鎖もたまーに付いている。 けど当てにはならない。

進むのを諦めた箇所

雪渓に乗るのも大変そうだし、矢印のポイントまで行くには 膝まで水に浸かってしまいそうだったので。

そして、この時誤って割引沢に入っていたことに気づいた。 30分程戻って、ヌクビ沢に行く。

ヌクビ沢より少し進むと、布干岩を通過。 綺麗な一枚岩。水流を避けて登ります。

広い雪渓で小休止。 ここで初めて1人とすれ違った。 何か言いたげにチラチラ見てきたのが気になったが 気にせず進む。

ひたすら300m位のきつい傾斜の雪渓が続く。 アイゼン持ってこなくて失敗した。

雪渓を渡り終わった後は、道はなかった。 しかし、GPS上はルートに乗っていたので しょうがなく急斜のヤブ漕ぎ決行となった。 15分程ヤブ漕ぎしていると、やっと稜線に乗った。 左には割引岳が見える

乗った後は、無言で座り込んでしばらく休憩。 ヤブ漕ぎをしたこともなく、する覚悟もなく登ったので滅茶苦茶疲弊した。
巻機山の稜線は池糖があって、綺麗。

皆疲労しているし、巻機山山頂に行き牛ヶ岳はパスした。 巻機山山頂に行く時、雪渓をトラバースする。

疲れているのかYさんは傾斜のある雪渓を最短経路で行こうとする。 そっちは傾斜があるけど、やばくないか?と尋ねた直後に滑落した。 雪渓の滑り台は止まらず加速しつつ30m程滑った。 たまたま、土が出てるところがありそこで止まった。 その先はすぐに雪渓が続いていた。 その先まで行ってたら死んでいたかも。

15:00 巻機山 ニセ山頂 その後は巻機山のニセ山頂を踏んで下山。

下山ルートは井戸尾根なので安心して下山できる。 道の状態も良好。

15;30 前巻山

この後、Nさんが脱水症状気味で飲み物も切らしていたので 皆で水を分けながら下った。

登ってきた雪渓が見えるけど、遠くから見ても急斜面だなと思う。

18時 下山

何とか降りてこれた。 脱水症状で力が入らないとのことだったが、塩飴を食べてやや復活したらしい。

ちなみに自分は前方向に一度転んだ時にうまく手をつけなくて カメラをもろに岩場にぶつけてしまい、五万円のレンズが壊れてしまった。 帰って念のため、病院にいったらアバラが折れててビックリ(初骨折) 日記を書いている時点では、ほぼくっついている状態で強く押すとやや痛む程度。

帰りは温泉でゆっくりしました。 反省点の多すぎる登山でした。 今まで50回以上登山に行って、一切トラブルなかったのだけど ここに来て怒涛のトラブルで散々でした。

今回の登山を境に、現在の登山グループを解散するべきかなと考え始めてきた。 一応来週の富士山は一緒に行く予定。

※解散せず、2025年5月7日時点でも一緒に登ってます(1人は別の理由で脱退)